ARUBA IAP

やっとコツを掴んだ気がするので備忘録的に。

  • IAP型番とAP型番は違う

IAP型番はinstant apなのでこの機種でそろえると1施設内に複数の無線APな環境が簡単に作れる。一方AP型番は管理スイッチと一緒に導入しないとダメ。IAP型番を管理スイッチ配下にする事は出来るのでIAPを買いましょう。

  • 何はともあれDHCP環境下で設定しましょう

公式の日本語ドキュメントにも書いてありますが、初期状態だとDHCPサーバを探しに行きます。タイムアウトが数分あります。またほっとくと勝手にリブートします。ブートに数分かかって1分とかでまた再起動。シリアルケーブルで固定ipを設定する方法もありますが、何でもいいのでDHCP環境下に繋ぐ方が楽だと思います。

  • 管理IPについて

システムにもIP設定できるしアクセスポイントにもIP設定できます。この違いが大事です。システムはIAPクラスタ全体のIPです。管理画面のIPを限定するようなイメージですね。これは全体で共通になりますので、APの設定バックアップではvirtual-controller-ipに出てきます。アクセスポイントのIPはそれぞれのアクセスポイントのIPとなります。これは機器毎に振られますのでapbootのipaddr欄に該当します(なので再起動が必要です)。1台構成だとどちらでもアクセス出来るので分かりにくいですが、クラスタ構成を組むとすっきり理解できます。

初期状態だとLAN上にAPがあると勝手にクラスタを組みます。なので設定工数はかなり削減できていいのですが、1台1台単独で管理したい場合もあります。この場合、きちんとこのAPは単独で動かしますよって設定が必要です。web管理画面からの場合、メンテナンスの変換からスタンドアロンAPを設定します。apbootの場合、
>setenv standalone_mode 1
と設定し、saveで保存してbootすれば単独で動きます。最初から分かっている場合はクラスタに入れる前にこの設定を入れておくと同じLAN内でもクラスタには入らずに起動します。

設定については色々やってみます。