SMTP AUTHにおけるユーザ認証について

システムのユーザによる認証とsaslpasswd2にて設定したユーザによる認証で
動作がはっきりしないので検証してみました。


システムのユーザによる認証は

  • pop(imap)のユーザ名とパスワードが認証時にも同じになる
  • LOGIN認証とPLAIN認証に対応
  • saslauthdサービスを立ち上げておかないとダメ


一方saslpassswd2による認証は

  • pop(imap)のユーザ名とパスワードとは違うので、SMTP AUTHをさせたくないユーザがいる場合は便利
  • pop(imap)とは別々に管理しないといけない
  • saslauthdを立ち上げる必要はない


という違いがあります。
Aさんは外部からメール出してもいいけどBさんはダメだよって場合にはsaslpasswd2を使うといいですね。

素早くSMTP AUTHなメールサーバを立てる場合はsendmailなりpostfixなりをSMTP AUTH対応で立ててsaslauthdを立ち上げてメーラー側でLOGIN認証とPLAIN認証だけを選んで(CRAM-MD5などは外して)送信テストをしてみるといいです。